テクニック=ドリブルじゃない!ドイツサッカーの指導でも大切な6つのポイント

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そもそも、サッカーでのテクニックとは何なのでしょうか?

テクニック。

サッカーのみならず、様々なスポーツで聞かれる言葉です。

特にサッカーに携わっている人がこの「テクニック」という言葉を聞くと、ボール扱いの上手い選手、ドリブルですいすいと相手選手を交わしていく選手を想像すると思います。

ですが、果たして本当にテクニックとはそういう意味なのでしょうか?

テクニック集団という言葉の違和感。

先日まで行われていた全国高校サッカー選手権。

その中でよくテレビの中から聞こえてきたのが、「テクニック集団」という言葉です。

確かに、どの高校生もボールの扱いが上手く、年々レベルが上がってきていることを感じました。

が、それとこの「テクニック集団」という言葉は違うのではないかと思うのです。

よって今回は、サッカーにおけるテクニックの定義を明確にして、どのようなトレーニングがいいのか?などの話をしたいと思います。

目次:

1.日本サッカーでの「テクニック」の定義とは?
2.ドイツサッカーでの「テクニック」の定義とは?
3.テクニックを指導する上で大切なこととは?
・ポイントその1.
・ポイントその2.
・ポイントその3.
・ポイントその4.
・ポイントその5.
・ポイントその6.

1.日本サッカーでの「テクニック」の定義とは?

「テクニック=ドリブル」

あなたも、そう考えていませんか?ずばり日本人の多くは「テクニック=ドリブル」だと考えていると思います。

世界で活躍しているあの選手が使っているフェイントで相手を抜き去ることが出来る。

そんな選手を総して我々日本人はテクニックがある選手だと呼んでいるのです。

2.ドイツサッカーでの「テクニック」の定義とは?

ではドイツサッカーではどのようにドイツサッカーが定義されているのでしょうか?

言葉で表すのであればこうなります。

「テクニックとは思った通りに身体を動かすことが出来ること(スポーツの動きとして)」

自分がイメージした通りに身体を動かすことが出来る=イメージ通りにパスが出せる、トラップが出来る、シュートが打てる、ということになります。

さらにサッカーに特化して見てみると、こういった図式で整理することが出来ると思います。

ボールがある状況なのかない状況なのか攻撃時なのか守備時なのか。

具体例を挙げるのであれば、ボールがない攻撃時、味方選手が顔を上げた瞬間、自分が描いているイメージ通りのコースにイメージ通のスピードで走ることが出来るのか。

ボール有りの守備であるならば、ボールを持っている相手との1対1にてどのようにして奪うのかをイメージ通りに遂行することが出来るのかどうかがテクニックの定義ということになります。

3.テクニックを指導する上で大切なこととは?

ではそのテクニックを指導する時に大切なポイントを6つ紹介したいと思います。

ポイントその1.

指導者がテクニックの基本的な指標を実際に見せることが出来、説明すること。

サカストの記事ないでは何度か書いたことあるのですが、実際に子供たちの前でやって見せることをドイツでは物凄く重要視しています。

例えば、インサイドキックに関して、つま先の位置がこっちで、ひざの角度はこうでと説明するよりも、実際に見せた方が子供たちにとってが吸収が速いのです。

サッカーの「インサイドキック」とは?4つの基本の蹴り方とドイツ式練習例など』の記事も参考にしてみて下さい。

ポイントその2.

簡単な条件から練習をさせて、わかりやすいミスから矯正していく。

いきなり難しいことをやろうとしても、出来ないのが当たり前です。

同じくインサイドキックで例を挙げるとするならば、実際の試合に近い状況下で練習をさせるより、二人一組での対面パスから練習をさせた方がいいということです。

またわかりやすいミスとは、例えば、試合中に起きるインサイドキックのミスは、キック自体のミスではなく、受け手との関係性のせいかもしれないし、プレッシャーを受けたことによるメンタル的なところに原因がるかもしれません。

ですが基本的な対面パスで起こるミスは、ボールの中心を捉えること出来ないからかもしれません。その分かりやすいミスをまずは訂正してあげることからスタートするのがいいかもしれません。

ポイントその3.

条件を難しくしていく。

簡単な条件のもとしっかりとプレーすることが出来てきたら、段々と難しくしていきます。

ここでもインサイドキックを例に挙げるとするならば、2つのコーンで真ん中にゴールを作ってあげてその間を通さなければいけないなどのルールをつけてあげればいいと思います。

ポイントその4.

テクニックをより強固にするためには、より試合に近づけた練習を行う。
徐々に身に着けてきたテクニックをより自分のものにするために、さらに試合に近づけた練習をする必要があります。

相手がいない中で練習していたインサイドキックも、4vs2などのボール回しで実際に相手をつけていくことでより強固なものにしていくことが出来ます。

ポイントその5.

テクニックを自動化するためには、実際の試合を行う。

テクニックを自動化する。

この言葉自体をイメージできていない方もいると思いますが、要は、無意志のレベルでそのテクニックを発揮できるレベルにすること。

これはものすごく大事なことです。実際の試合になると、考えなければいけない事がたくさんあります。外から受ける影響もたくさんあるでしょう、その中でいちいちインサイドックをするときにはなんて考えている暇はないのです。

その練習をするためにはやはり実際の試合をすること以外にはありません。

ポイントその6.

高校生年代からよりポジションに応じたテクニックを習得する。

中学生年代までは基本的なこと、インサイドキックや、ヘディングなどサッカー選手としては当たり前にできなければいけないことをとことん習得する必要があると思います。

ですが高校生年代からはどんどん個性が出てきて、それぞれのポジションも確立されていくと思います。

その時、より細かく特別なテクニックを習得していかなければいけません。

例えば、サイドの選手であればセンタリング、センターバックの選手ならばよりロングボールを蹴る機会が増えるでしょう。

以上がテクニックの定義、学ぶ上での大事なポイントとなります。

是非参考にしていただければと思います。

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