フットサルとは違う!ドイツ式室内サッカー 【HallenFußball】とは?

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ドイツの冬の定番、【HallenFußball】

特に冬のシーズンは気温もドンドン下がってきて寒いですね。

そんな中、手袋、ニット帽、ネックウォーマを着用し、防寒対策万全でグランドに足を運んでいるサッカー選手、指導者の方がたくさんいるかと思います。

ここドイツではイメージにある方もいるかと思いますが、日本と比べても非常に寒い国になります。

冬になると平均気温がマイナス3℃、寒い時ではマイナス10℃まで下がることもあります。

こうなってくると雪はもちろん、もし雪が降らなかったとしてもグランドがカチカチに凍ってしまっていて、とてもサッカーができる様な状況ではありません。

やはりサッカーの本場ドイツ、そんな状況でもサッカーがないということはありません。

室内で行います。

これを聞いている人は、「それってフットサルでしょ」と思ったかも知れませんが、本当に室内でサッカーを行います。

サッカーのゴールを使い、サッカー用のボールで、サッカーと同じルールで行うのです。

今回はそんなドイツの室内サッカー、ドイツ語で「HallenFußball」について書いていきたいと思います。

目次:

1.ドイツの室内サッカー(インドア)を動画で見てみる!
2.ドイツの室内サッカーとは?ルールも
3.「Hallenfußball」をおすすめするポイントは?
・壁ありで行う
・観客が多い
・ラスト1分で音楽が流れる
4.ドイツのフットサルは?

1.ドイツの室内サッカー(インドア)を動画で見てみる!

 

2.ドイツの室内サッカーとは?ルールも

まずはこの室内サッカーとどういうものなのか、どういったルールで行われているのかを見ていきたいと思います。

最初に書きましたが基本的にはサッカーと同じルールで行います。

その中で選手の年代、性別、レベルに応じてルールが変更されます。

また基本的には冬の期間にトーナメントとして行われることが多く、その主催者側によってもルールが異なっているのが現状です。

  • コートの大きさによって、1チームの選手の数は最大6人(フィールド:5人、ゴールキーパー:1人)になります。
  • 選手交代の数に制限はありません。(各チームメンバー入り出来るのは最大で12人)
  • ゴールの大きさは5×2m、場合によってはハンドボール用のゴール(3×2m)を使用する場合もある
  • 試合時間はドイツサッカー協会によって定められており、最大で2×12分、1日に最大で1チーム180分までとされています
  • ペナルティマークはゴールから9mの地点に設置します
  • ペナルティーエリアは基本的にはすでに体育館に設置されているハンドボール用に物を使用します
  • オフサイドルールは基本的にはありません
  • キックオフやフリーキックなどのセットプレーの際には相手選手はボールより3m離れなければいけません
  • イエローカードやレッドカードの際には時間での罰を与える(例えば2分間退場など)
  • ボールはフットサル用ではなくサッカー用の5号級を使う

3.「Hallenfußball」をおすすめするポイントは?

壁ありで行う

場所や主催者の意向などでルールが変わっていきますが、このHallenfußballは壁ありで行うのが普通です。壁ありで行うとどうなるかというと、壁パスを使ってのワンツーや壁を使ってのボールキープなどが見られる様になります。

実際のサッカーの試合においてもドイツ人は今、この勝負に勝つためにどうすることが最適なのかを考えるのが上手いと考えていますが、こういったところからも学んでいるのかも知れません。

また、ボールが外に出ないのでライン際であってもバチバチと体を当てるシーンが多く見られます。そのまま壁にクラッシュしていくなんてこともよく見る光景です。そしてそのシーンで見ているドイツ人たちも盛り上がります。

ドイツサッカーと言えば、対人、球際といったイメージを持つ方も多いかと思いますが、こういった環境で育ってきたからこそだと思います。

観客が多い

先ほど少し観客の話になりましたが、多くのチームが一つの大会に参加するので、会場の大きさにもよりますが、300人から400人くらいが観客席を埋める事になります。

室内というとことでその人数でも十分入っている様に見えますし、実際にシーン、シーンによってのリアクションも大きいので「見られながらサッカーをする」といった感覚で選手たちはプレーする事になります。

この、見られながらサッカーをする、独特の雰囲気でサッカーをするということが選手として大事なポイントなのではないかなと思います。

ラスト1分で音楽が流れる

こういった大会では冬の間のエンターテイメント的な要素も大きいので演出が入ることも多いです。

得点のたびにアナウンスが入ったりもします。面白いのが、試合終了1分前には音楽が流れ始めます。

なのでプレーしている選手たちもラスト1分というのをすぐに認識することが出来ます。

例えば、均衡した試合状況ではそのラスト1分がかなりの盛り上がりを見せるのです。これもこの室内サッカーを面白くしている一つのポイントかなと思います。

この大会は大人のカテゴリーだけでなく子供のカテゴリーも存在します。

動画内で紹介しているのは大人のカテゴリーでアマチュアレベルなので地域のチームが参加している小規模な物ですが、アンダー13や15、17の大会ではヨーロッパのビッククラブが参加するような大規模なものが毎年ドイツで行われています。

そういった大会ではその大会自体にスポンサーがついており、演出もかなり凝ったものになっています。

こういったトップレベルの大会が行われていることもこの Hallenfußballの一つの魅力でしょう。

4.ドイツのフットサルは?

もちろんドイツでもフットサルは行われており、ドイツサッカー協会も現在、フットサルを推奨し広めていこうとしています。

具体的には今まで紹介してきたHallenfußballのルールをフットサルのものにしたり、指導者の講習会でも時間をとってフットサルの紹介、や実践を行ったりしています。また予定では21-22シーズンからフットサルのブンデスリーガも始まる予定で、これから先、さらにドイツ国内でフットサルの熱が高まっていくかも知れません。

それでもまだまだフットサルよりは人気がある室内サッカーです。

もし興味があればやってみても面白いかも知れません。ただ室内ですので危険な面もあります。その点指導者の方が注意して行ってあげてください。

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