ドイツ式サッカー|1人で出来るコーチングの3つのポイント

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

前回「ドイツサッカー協会が推奨するコーチングスタッフの構築方法」といった記事を挙げあさせてもらいました。

皆さん読んでいただけたでしょうか?

実際に読まれてみても次のような意見もあったのではないでしょうか?

  • 「いやいや、言ってる事はわかるけど、うちのチームにはそんな数のスタッグはいないよ」
  • 「やっぱりドイツはすごいな、アマチュアクラブでもそれだけの人数がスタッフとして関わってるんだ」

などと言った声も聞こえてきたので、今回は1人でチームのトレーニングを見なければいけない時にどういった点に注意すべきなのかをお伝えしていきたいと思います。

目次:

0.1人でどのようにチームを見るの?動画で解説
1.私も最初は1人で監督やコーチの役割を担ってました
2.優先順位を決めることが最も大切!
・起こしたい現象、シチュエーションが実際に起こせているか
・負荷
・ルール

0.1人でどのようにチームを見るの?動画で解説

1.私も最初は1人で監督やコーチの役割を担ってました

FCバサラマインツも設立から6年の月日が経ちました。

今でこそ監督である私を含め、選手兼コーチが2人、アシスタントコーチが1人、ゴールキーパーコーチが1人といった素晴らしい体制でトレーニングが行えていますが、今までのほとんどの時間は私1人でトレーニングを見てきました。

その中で気にしていた事、特に注意していたことがあるので、是非1人でトレーニングを見るのが難しいなと感じている方がいらっしゃったら今からお伝えする内容を意識して次回のトレーニングに取り組んで見て下さい。

2.優先順位を決めることが最も大切!

サッカーだけに限らず、多くのやらなければいけないことに囲まれた場合、まずは優先順位を決めると思います。

サッカーの指導、トレーニングの際も同じことで、何に優先的に目を向けて、逆に何を捨てるのかを決めることが大事になってきます。

起こしたい現象、シチュエーションが実際に起こせているか

1番優先事項の高い項目、それはこの起こしたい現象が起こせているか、シチュエーションを作り出せているかになります。

まずトレーニングを組む際に、多くの指導者の方は次のようなことを考えると思います。

  • 「なぜこのトレーニングを行うのか」
  • 「なんのためにこのトレーニングを行うのか」

など。

例えばドリブルを上手くさせたいとして、ただ単にコーンドリブルをさせていませんか、数多くのフェイントを教えていませんか。

もちろん全てがダメなわけではなく、ウォーミングアップとしてボールタッチの練習をする、コーンドリブルをするのは全然OKです。

ですが、実際に試合中にそのテクニックを使えますか?

この点を意識してトレーニングを組むことが大事です。

試合中のどういったシチュエーションなのか。サイドでの一対一なのか、真ん中で相手を背負った状態なのか、またボランチの選手が目の前にスペースがある状態なのか。

そうなってくると相手のプレッシャーはどこからどれくらいの強度でかかってくるのか。はっきりとした一対一の状況なのか二対一なのか。ここまでをイメージしてトレーニングを組むことが大事になります。

そして実際にトレーニングを行うわけですが、その際に監督が1番に注意して見る点が、先ほど作ったトレーニングでイメージ通りの現象が、シチュエーションが起きているかどうかです。

もし起こせていなかった場合はそこで修正しなければいけません。

タッチ数を制限したり、コートの大きさを変えたり、例えば、サイドでのプレッシングを練習したいのにキックインで毎回試合をスタートさせると、簡単に遠くに飛ばすことができるので、スローインにすることでよりそのシチュエーションを作り出すことができます。

負荷

次に負荷になりますが、これはオーガナイズの時点である程度どのくらいの負荷をかけたいのか、をイメージしておく必要があります。

しかし、実際にトレーニングを行うと、思っていた負荷のかかり方と違うこともあるでしょう。

そうなった場合1番手っ取り早いのは時間を変えることです。負荷が強すぎるなと思った時には予定していた時間よりも短くする必要がありますし、逆にさらにかけたい場合には時間を伸ばすことも必要になるでしょう。

ルール

タッチ制限やオフサイドなど起こしたいシチュエーションによって加わってくるルールも様々です。

しかし、監督1人で練習を見る際に際ほど言った、1.起こしたい現象が起きているかどうか、2.どれくらいの負荷がかかっているかなどをチェックしながら、その他のルールも確認するのは正直難しいと思います。

ですので、この部分は出来るだけ選手たち自身に行ってもうようにしています。

このルールの部分を意識させることのメリットが実はもう一つあって、例えば5本パスを回すまでにシュートを打たなければいけないといったルールがあるとします。

その時にディフェンス側のチームはどうするでしょうか?

大きな声で相手のパスの本数を数えると思います。このように自分たちがこのゲームに勝つために、有利に物事を進めるためにどうすればいいのかを考えるようになるのです。

ドイツではこの能力も非常に重要視されていて、ルールの穴を見つけて勝つためにプレーできる選手も評価されています。

以上の点に気をつけて今後のトレーニンングをオーガナイズし、取り組んで見て下さい。 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加