ショートパス|ドイツと日本との考え方の違いとは?2種類以上のパスと練習方法

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サッカーの基本中の基本、ショートパス(インサイドキック・アウトサイドキック)

これが出来ないとサッカーが出来ない?

サッカーというスポーツは個人戦ではなく、団体戦です。1つのボールをゴールキーパーも含めて11人が協力してゴールに運びます。

この時に絶対に外せない要素が2つあります。

それが出し手と受け手、パス(ショートパス)とトラップです。

極論を言えば、ドリブルで11人を抜き去り、ゴールを決めることが出来れば1番だとは思いますが、世界トップレベルのメッシやクリスティアーノ・ロナウドですらそれは不可能です。

逆を言えば、ドリブルが無くてもゴールを目指すことが出来るのです。

よってここでは、サッカーというスポーツの基本である「ショートパス」についてドイツと日本との違いという観点、またトレーニング方法を見ていきましょう!

目次:

1.ショートパスへのこだわりは永遠!?
2.日本とドイツのショートパスの考え方の違い
・「日本」の考え方
・「ドイツ」の考え方
3.ショートパスの種類
・「インサイドキック」
・「アウトサイドキック」
・「その他のショートパス」
4.ショートパスのコツと「ドイツ流」練習方法

1.ショートパスへのこだわりは永遠!?

全てにおいてそうだとは思いますが、例としてインサイドキックに関しては終わりがないと思います。

しっかりと相手の足元にパスを出しましょう。

よく聞くフレーズだと思いますが、右足なの、左足なの?どんな回転で、どんな強さで?もっと細かく言えば、センチメートルの話になると思います。

何のためにそこまでこだわるのか、相手に届けばいいじゃないかと思う方もいると思います。試合中、パス1本1本がメッセージになるのです、どっちから相手が来ているのか、次にどういったプレーをしてほしいのか、このメッセージを正確に伝えるためにも息をするかのように自然とパスが出せるようにならなければいけないと思います。

インサイドキックは出来るようになったから、次はロングキックだけ練習すればいいというものではありません。

サッカーのロングキックの蹴り方|2つのコツと「ドイツ式」正しい練習方法』の記事でも書いているのですが、ロングキックの割合は、1試合で10%も満たないのがほとんどです。

それ以外は全てショートパス、特にインサイドキックが多いです。後述するアウトサイドキックもありますが、基本はインサイドキックになります。

よって、常にショートパスの練習で、正確性を高めるなどの意識が必要ということです。それには終わりがありません・・・

2.日本とドイツのショートパスの考え方の違い

では、日本とドイツではショートパスに対してどういった考え方の違いがあるのか。見ていきたいと思います。

「日本」の考え方

まずは日本ですが、基本的には正確に優しいショートパスが理想とされていると思います。

相手を思いやり受け取りやすいパスを出してあげること。

これが1番に要求されるので、受け手がトラップできなかった場合、出し手に対して「もっと考えてパスを出せ」と言ったコーチングが行われる場合が多いです。

「ドイツ」の考え方

対してドイツでは、速くて強いパスを出すことが求められます。それが第一優先です。

相手云々ではなくまず自分が強いパスを出すこと。それで受け手がトラップをミスしたりすれば、「なぜ止められないんだ」といったコーチングが飛びます。ですが、この要求が典型的なタテに速いドイツサッカーを作っているのです。

勿論、それに正確性が加われば無敵なのですが、ショートパスへの意識の違いが日本とドイツでは180度違うということです。

この意識の違いが、ドイツサッカーでのトラップの上手さ(ファーストタッチなど)に繋がっています。

3.ショートパスの種類

目的は届けること、ショートパスには様々な方法があります。

ドイツの指導者の方の中にも、インサイドキックが1番正確なのだから、といった理由でそれ以外を嫌う人がいます。

しかし、正解はありません。ですが目的は届けることです。そのためにも様々な方法があることは知っておくべきだと思います。

とはいっても、やなり「インサイドキック」が主であることは間違いありません。ショートパスの基本中の基本です。

サッカーが不得意なお子さんであれば、先ずはこのインサイドキックのみの練習で十分です。

「インサイドキック」

しかし、インサイドキックの中にもいくつか種類があります。

1つ目はグランド上をすべるように転がっていくボール。途中までは無回転で転がっていき、その後、回転し始めます。1番相手が受け取りやすいパスだと思います。

2つ目はタテに回転をかける方法。より早く相手に届けたい時などに使用します。

3つ目はボールの上側を叩いてあえてバウンドさせるやり方です。元ドイツ代表のエジルがこのキックのやり方でゴールを決めていました。

詳しくは、「サッカーの「インサイドキック」とは?4つの基本の蹴り方とドイツ式練習例など」の記事も参考にして下さい。

「アウトサイドキック」

次に紹介するのはアウトサイドキックです。

足の外側でキックする方法なのですが、足のふり幅が少なく、相手のタイミングをずらすことが出来るパスです。

「その他のショートパス」

その他にも、少し高度になるヒールキック(かかとを使ってパスする方法)やラボーナキック(足をクロスさせてキックする方法)などがあります。

どれも正解といったものはなく、その時の身体の状態、ボールの位置、相手との駆け引きで選択肢は変わってきます。

4.ショートパスのコツと「ドイツ流」練習方法

ショートパス、特にインサイドキックでは基本的にはボールの真ん中に当てることです。

ロングキックの際にも言いましたが、基本的にはボールの中心を捉えることが大事になります。

そこからボールとの感覚を磨いていく。足のどの部分でボールのどの部分に当てたらどうなるのか。これに関しては反復練習が1番です。その中で飽きないようにしてあげることが重要です。

ドイツでのよく行われるトレーニングですが、目的は「正確で強いパスを出すこと」です。

2チームに分かれて、対面します。それぞれの陣地(ここからキックしますよ)にラインを引きます。真ん中にはメディシンボールなど少し重いものを置き、それを先に相手の陣地まで飛ばした方が勝ちです。

重いものにぶつけて運ぶためにパスの強さ、正確にぶつける正確さ、そして何より楽しく反復することが出来ます。

正確さをより求めたい場合は真ん中に複数のコーンなど置いてみるのも楽しいかもしれません。

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