【フェイント編】ドイツサッカー協会推奨!家でも出来る4つのトレーニング

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チームでの練習だと物足りない、ライバルにもっと差をつけたい。こんな風に思っている選手も多いと思います。

だけど、グランドの使用時間が限られている、近くの公園では球技が禁止せれているなどの問題で練習ができないなどの問題があるのかも知れません。

サカストでは、家でもできる「ドイツサッカー協会が推奨」しているトレーニングを5つのカテゴリーに分けて紹介しています。

今回は【フェイント編】となりますが、その他の4つのカテゴリーについてのトレーニング方法もあるので、是非トライしてみましょう!

目次:

すぐに動画でフェイントを真似してみよう!

1.日本とドイツのフェイントに関する考え方の決定的な違いとは?

前回の記事「ドイツ・ブンデスリーガの下部組織で指導!サッカーのフェイント4種」でも同じことを書きましたが、フェイントとは相手を騙すという意味です。

ですが、サッカーというスポーツで考えた場合、目的は点を奪うこと、そしてそのために相手を抜き去る事が必要になる事があります。

あくまでフェイントは目の前の相手を抜き去るための一つのオプションであり、そのフェイント自体が目的になってはいけないのです。

では、日本ではどうでしょうか?

日本人はテクニックがあってうまいとよく言われます。

実際に多くの種類のボールタッチ、フェイントを使いこなせる人が多いと思います。

先ほども言いましたが、それが目的になっている選手もまた多いと感じます。相手選手の目の前でフェイントをする。

そこで満足。または周りの状況など関係なく、一か八かの仕掛け方をする。

こう言った選手は【何のため?】の部分が抜け落ちているように思われます。

対して、ドイツではどうか?

このサイト内では何度か言っていますが、ドイツ人は非常に合理的です。

勝つために、点を奪うために、ゴールを守るためにと言った部分がはっきりしています。

ですので、フェイントを教える際にも、相手の逆をついた後、抜き去るところまで意識させます。

またはボールを奪われないことを第一に考えているのでボールを隠す技術なども大事にしています。

また、どのシチュエーションでそのフェイントが必要なのかなども大事にしています。あくまでサッカーで勝つための1つのオプションなのです。

2.フェイントが上手くなるには「真似をすること」が一番の近道

実際にフェイントを習得していく上で大事なことはまずは真似することです。

これが一番です。

見よう見まねでいいのでまずは真似してやってみましょう。

今回紹介するフェイントも動画がついていますので是非そちらを見ながらやってみて下さい。

指導者の方や親御さんが一緒にやってあげられる環境であれば実際に見せてあげるといいと思います。

3.ドイツサッカー協会が推奨するフェイント・トレーニング

動画ではすでに紹介していますが、写真と文字でそれぞれのフェイントを詳しく見てみましょう。

Trick Kappen(トリック・カッペン)

Kappenとはドイツ語で「切る」という意味ですが言葉のまんま、ボールを切るようにして進行方向を変更します。

インサイド、アウトサイドを使って1回のタッチで180度方向を変更できるようにしましょう。

出来る人は方向転換するまでのドリブルにバリエーションをつけながらやってみた下さい。

大事なことは1回のタッチで方向を変更すること。その際、ボールを守るイメージを持つこと。もう一つのポイントは方向転換した後、2、3mスピードを上げてドリブルして下さい。

インサイドの場合の連続写真

アウトサイドの場合の連続写真

3 fache Elastico(ドライ・ファハー・エラスティコ)

これは少し難しいかと思いますがチャレンジしてみて下さい。

インサイド → アウトサイド → インサイドの順番にボールタッチします。

インサイド

アウトサイド

インサイド

足首の捻りを使って、このタッチの間は常にボールにタッチしている状態になります。

スピードと振り幅を意識して行ってみて下さい。

Sohlenzieher Übersteiger (ゾーレンチーアー・ユーバーシュタイガー)

Sohlenzieherで足の裏で弾くという意味です。

übersteigerは前回のフェイントの記事でも紹介しましたが、日本で言うシザーズのことです。

まず足の裏でボールを斜め内側の方向に引きます。

その時に引いた足と同じ足で1度ボールを跨ぎます。

その後反対の足でもう一度跨ぎ、外側(最初にボールを引いてきた方向)へと出ていきます。

この時にも、2、3mスピードを上げてドリブルするようにして下さい。

Wirrwarr Übersteiger(ヴィルヴァル・ユーバーシュタイガー)

このフェイントではよりコーディネーションやアジリティーが必要になります。

スタートは先ほどのSohlenzieher Übersteigerと同じです。

外側から内側へと足の裏でボールを引きます。その際先ほどと同じようにシザーズを行います。

ここからですが、引っ張ってきた足と違う方の足でボールを身体の後ろ側(外側から内側)へと転がします。

ですので1度目のシザースが終わった後ボールを身体で隠すことになります。

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