「3つのパターン」でシュートを練習してゴールを決める

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サッカーというスポーツでは相手のゴールにボールを入れることで初めて得点とされ、試合に勝つことが出来ます。

どれだけ集中してゴールを守っても、得点を奪わない限り試合に勝つことが出来ないのです。

そして、そのゴールを奪う確率を上げるために、どのチームでもシュート練習というものは多く用いられています。

ですが、本当にそのシュート練習は実際の試合で起きうる状況でしょうか?
試合に勝つために、得点をするために練習をするはずなのに、試合では到底起こり得ない状況でシュート練習を行っていませんか?

今回は3つのパターンで実際の試合に役立つシュート練習を紹介します。

いつも同じようなシュート練習を行っている、シュート練習の時間を多く取り入れているのに実際の試合で得点を決めることが出来ない。

こんなお悩みを持つ方の1つの解決策として読んでみて下さい。

1.シュート練習の実際の様子を動画で確認!

2.シュート練習をする上で大事なポイント

どのシュート練習をする上でも大切にしてもらいたいポイントがあります。

それは「実際の試合をリアルにイメージすること」です。

冒頭でも何度も言っていますが、練習とはあくまで試合で得点をするため、勝利するために行います。

まずは、トレーニング自体が実際の試合で起きうる状況なのかを考える必要があります。例えば、1vs1からのシュート練習を行うとして、フォワードの選手が何回も切り返して切り返してシュートまで持っていく練習をしていたとします。

それを実際の試合でイメージして見ると、時間をかければかけるほど、周りのディフェンダーが戻ってくる時間を与えることになり、囲まれることになるでしょう。

それがコンディショントレーニングとして行っているのであれば、問題ないと思いますが、シュート練習としては理想的とは言えません。

また個人としてもよりリアルにイメージすることが大切になると思います。

例えば、センタリングに対して、70%のスピードで入っていって、結局はペナルティエリア内でボールを待ってしまう時間が生まれてしまう。これも実際の試合であれば、タイミングを合わせて100%のスピード感でボールに対して入っていく必要があるでしょう。

または単純なポストシュートの練習でも、トラップしてから何度もゴールを確認するのではなく、ゴール前ではそんな時間はなかなか取れないので、トラップしてからシュートまでの時間を短くするべきだと思います。

ですので、もう一度シュート練習を行う際には、実際の試合だとどういった状況になるのかを考えて、トレーニングを行ってみて下さい。

3.実際のトレーニングメニューを紹介

パターン1 FWの裏への抜け出し

1つ目のアクションではフォワードが裏へ抜けるシーンを切り取っています。

イメージとしてはフォワードに対して2枚のセンターバックと1枚のボランチがいることを想定としています。(3つのダミー人形)

味方の中盤の選手2人がパス交換をしています。フォワードの選手は自分のタイミングで1度顔出しをして(ボランチ役のダミー人形を回る)ボールを呼び込みます。

この時にフォワードの選手には2つのオプションが存在します。

1つ目は同サイドの味方選手からボールをもらうパターンです。この時には相手選手の間、センターバックの間を抜けてボールをもらうことをイメージします。ですのでパスの出し手もそれをイメージしてパスの強さを調整する必要があります。

2つ目のパターンは、対角に位置している味方選手からボールをもらうパターンです。この時にはナナメのボールが自分に入ることが想定できるので、センターバックから離れる動き、プルアウェイの動きでボールをもらってからシュートまで持っていきます。この時にはパスの出し手はセンターバックから離れた一瞬を狙う必要があるので、足元に速いボールをつけることをイメージしてパスを出しみて下さい。

パターン2 ミドルシュート

2つ目のパターンはミドルシュートです。

ここでは、サイドハーフまたはサイドバックからディフェンスラインと中盤のラインの間でボールを受けることをイメージしています。ですので置いてある3つのダミー人形の間のスペースでボールをもらうことを意識して下さい。また相手に囲まれている状況でもありますので、できるだけトラップから早くシュートまで持っていくように行いましょう。

パターン3 クロスからのシュート

パターンの3つ目はサイドからのセンタリングです。先程のパターン2で中央に向かってパスを出した方とは逆のサイドからセンタリングを上げます。

ここでは色々なパターンが想定できるかと思います。例えば下がりきっていない、高い位置をキープしているディフェンスラインに対してアーリークロスを入れる。深い位置までボールを出してからファーサイドを狙う。など選手の課題、チームとしてよく訪れる状況に合わせて設定して下さい。

この時に大事なことは中の選手がいつ、どこに、どのように入っていくかです。早過ぎず、遅過ぎず、タイミングを合わせて100%のパワーで入っていくことを意識して、センタリングに対して合わせていく選手は行って下さい。

まとめ:決まらないには原因がある

「シュートが決まらない」には必ず原因があります。

試合に対してどれだけ練習から準備することができるのか。実際の試合となれば練習とは違い、より実質的なプレッシャーはもちろん、メンタル的な部分でもシュートを打つ際にかかるプレッシャーは格段に上がることでしょう。

そのためにも、日頃から行うシュート練習でどこまで真剣に取り組むことができるのか。技術的に、戦術的に、メンタル的によりリアルに実践を意識してシュート練習を行うことができるようになれば、自然と得点する確率は上がっていくかと思います。

ぜひ、取り組んでみて下さい。

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